「古事記」のお勉強(12)~上巻までの感想と神々の系譜+神社まとめ

「古事記」の勉強を始めたわけですが、一つ一つの物語、エピソードは、だいたい頭に入りましたが、どうもスッキリと整理できません。なぜなのか?

①一人(一柱)の神さまの名前が漢字表記・カタカナ表記で統一されていない。また別名がたくさんある。

例えば、天津神・神世七代の神さま、イザナギとイザナミからスサノオが生まれたのですが、

スサノオ(スサノヲ)は、
・『古事記』では
 建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
 速須佐之男命
 須佐之男命
・『日本書紀』では
 素戔男尊
 素戔嗚尊等
 須佐乃袁尊
・『出雲国風土記』では
 神須佐能袁命(かむすさのおのみこと)
 須佐能乎命
・神仏習合では
 牛頭天王

などの表記があります。漢字も違うし、全く違う呼び名もあります。神社の祭神としても、これらの様々な表記がされるので解り難いですよね。

②「造化の三神」や「神代七代」の神さまたちが、その後のずっと先の代の神さまと関りを持ったりする。

歴史年表のように時系列で観ていこうとしても、人間と違って寿命の無い神さまですから、最初に成り出た造化の三神や神代七代の神さまたちが、その後のずっと先の代の神さまと関りを持ったりします。

③古事記と日本書紀で、同一と思われる神さまの表記が違う、また、恐れられたり称えられたりと性格が違う場合もある。

まだ、日本書紀は勉強していませんし、古事記も上巻までです。しかし、神々をググってみると、同一の神さまでも性格の違う表現がけっこうあるあることが分りました。まあ、戦国時代の将軍などもフォーカスの仕方でイメージが結構異なりますよね。

古事記と日本書紀のちがい|なら記紀・万葉なら記紀・万葉www3.pref.nara.jp

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神々の系譜を探してみると、古事記・上巻の部分を一つにまとめてあるものが、なかなか見つかりませんでした。そこで、matolなりに神々の系譜と、その神々が祭神になっている図を作り上げてみました。

神々の系譜と神社

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pdfファイルはこちら

youtubeの「まほろばチャンネル・古事記1~10」を元にまとめたものです。祭神となっている主な神社も掲載しました。間違っている個所もあるかもしれませんが、神社参拝時に、少しでも参考になればと思います。

PDFファイルは、A3サイズですが、印刷の際に、ページサイズ処理「ポスター」選択、倍率95%で、A4~2枚でプリントできます。by matol 2021.9.14

上巻が終了したので、ちょっと一休み。また折を見て古事記・中巻へ進もうと思っています。

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★登場する場所や主な神社は、下記の地図にプロットしました。

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