山宮浅間神社

富士宮・浅間神社巡り3(山宮浅間神社)

2016-09-02 12:44:36 | ・神社・お寺

2016.8.27 「富士山本宮浅間大社」「富知神社」の続きです。

その後、富士山本宮浅間大社の北東6km先に鎮座する「山宮浅間神社」へ向かいました。

神社に着くと、世界遺産ボランティアの方がおられて案内・説明していただきましたよ。

山宮浅間神社

富士山本宮浅間大社の創建以前に富士信仰の大神が最初に奉斎された場所で、大神が現在の浅間大社に遷されたのち

「山宮」として関わった神社。

日本武尊が景行天皇3年(西暦74年)に、富士の神の神霊を山足の地から山宮に祀ったのが創始と伝えられています。

参道

社務所(籠屋)

山宮浅間神社で祭儀を執り行った大宮司以下の神職や社僧が一夜参籠した所。 現在の籠屋(社務所)は昭和8年に建てられたもので、

それ以前の籠屋の実態は不明。祭儀の際に仮屋が建てられた可能性もあるとの事。

社務所(籠屋)をくぐり更に奥へ。

遥拝所へは50段の石段を上りますが、ここは約2000年前に噴火して流れ出た「青沢溶岩流」と呼ばれる溶岩の末端部。

遥拝所の周辺約45m四方が石塁により方形に区切られていて、青沢溶岩流の溶岩塊上に溶岩礫を積み上げて構築されています。

石塁下から祭祀に用いられたと思われる土師器が出土しているため、それらが用いられた12世紀~15世紀、もしくは後の時代に

築造されたものと推定される。

この石は、「鉾立石」

籠屋(社務所)をくぐり遥拝所へ続く参道に、「山宮御神幸」で神の宿った鉾(諸刃の剣状の刃物に長い柄を付けたもの)を

休めるための石が置かれている。 石は火山弾であり、籠屋をくぐってすぐの位置に1つ、石段の手前に1つの計2つが置かれている。

人が休憩するときにも、鉾を石の上に置いて休んだそうです。

参道の階段の上の「遥拝所」

「山宮浅間神社」には拝殿も本殿もありません。「富士宮の昔話と伝説」によると、何度本殿を建てようとしても、そのたびに大風が

吹いて倒されたり被害を受けたりしました。その後、山宮浅間神社に本殿を造ろうとすると嵐の神の祟りがあるので、本殿を造っては

いけないと云われるようになったそうです。

この日は富士山が拝めませんでしたが、この開けた森の奥にちょうど富士山が見えるようです。

富士山が拝めれば良かったんですけどね。

でも、とても原始的であり神聖な空気が充満していて、良い時間を過ごせました。感謝感謝^^

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